胃食道逆流症、禁煙で改善 大阪市立大発表

2016/2/5 10:35
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胸焼けや胸痛などを起こす胃食道逆流症(GERD)の症状改善に禁煙が効果的なことを、大阪市立大のチームが確かめ、4日付の米オンライン科学誌に発表した。

藤原靖弘准教授(消化器内科)は「薬を使わずに、生活習慣の改善でこの病気を克服できる可能性がある。さらに研究を進めたい」と話した。

チームは、禁煙治療に通い、GERDと判断された喫煙者73人を追跡調査。禁煙に約3カ月間成功した後、1年後の状況を調べた結果、禁煙が継続していた51人では22人(43%)でGERDの症状が改善したが、再び吸うようになった22人で改善したのは4人(18%)にとどまった。

GERDは胃と食道のつなぎ目にある下部食道括約筋の締まる力が弱まり、胃の内容物や胃酸が逆流する。悪化すると食道から出血したり、がんを引き起こしたりすることもある。国内でも患者が増加中。喫煙者ほど症状が出やすいとされる。

胃酸を抑える薬の服用が主流だが、長期間使うと腸内環境に変化が出るなどの副作用も懸念され、薬の量を減らす方法が模索されている。〔共同〕

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