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データ漏洩、二審も実刑判決 東芝提携先の元技術者

東芝の研究データを韓国企業に渡したとして、不正競争防止法違反(営業秘密開示)の罪に問われた提携先の元技術者、杉田吉隆被告(54)の控訴審判決で、東京高裁は4日、懲役5年、罰金300万円とした一審東京地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

弁護側は「持ち出したフラッシュメモリーに関するデータの有用性はそれほど高くなく、刑は重すぎる」と主張していた。判決理由で高裁の大島隆明裁判長は「データは、信頼性の高い製品を低コストで製造するため必要不可欠な情報だった」と指摘し、一審の量刑が不当とはいえないと判断した。

判決によると、半導体メーカー「サンディスク」の技術者だった被告は三重県四日市市にある東芝の工場で営業秘密に当たる多数のファイルを記録媒体にコピーし、2008年7月と10年4月、転職した韓国企業SKハイニックスに提供した。

東芝がSKハイニックスに賠償を求めた訴訟は昨年12月、約331億円を受け取る内容で和解が成立した。〔共同〕

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