2018年11月21日(水)

大学入試 国語新テスト、難易度別に2種 文科省案

2016/11/4 16:13
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文部科学省は4日、大学入試センター試験に代えて2020年度に導入する新テストの国語の記述式問題案を示した。高難度と中難度の2種類を出題し、受験生は志望校が指定した難度の問題を解く。高難度は大学が、中難度は大学入試センターがそれぞれ採点する。採点時間確保のため、新テスト全体の日程を現在の1月中旬より前倒しすることも検討する。

北海道小樽市で同日開かれた国立大学協会の総会に合わせ、各学長に示した。私立大を含めた幅広い受験生が記述式を受けられるよう工夫した形だが、制度が複雑で混乱する懸念があるほか、共通試験としての位置づけが揺らぐとの指摘もある。

新テストは大学入学希望者学力評価テスト(仮称)で、国語の記述式を大学が採点する案は8月に国大協の入試委員会が提案。文科省が検討を進める中、多くの受験生を抱える私立大学側が「実質的に不可能」とする意見書を出し、中小規模の国立大からも否定的な声があがっていた。

文科省の案では2パターンを出題する。高難度の問題は、センターは字数など解答の形式的な部分のみ確認し、各大学がセンターが提供する答案や採点基準に基づき採点する。中難度は解答文字数が40字程度で、センターが採点して段階別に評価した結果を大学に送る。国語の問題冊子にはマークシート式と、記述式の2パターンを記載し、受験生は志望校が指定した問題を解くことを想定している。

中難度の場合、大学側は結果を確認するのみのため、文科省は「個別選抜で記述式を実施するより作問負担は軽くなる」として私立大の利用を促したい考えだ。

一方、合わせて導入する数学の記述式は、センターが採点し段階別評価する。

文科省は、記述式の採点に時間がかかるため、現在「1月13日以降の最初の土日」と決まっている新テスト全体の日程の前倒しも検討。12月実施には学事日程などへの影響を懸念する高校側が強く反発していることから、1月初旬の実施が軸になるとみられる。

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