2019年5月21日(火)

学力テスト結果、静岡知事が公表 文科省「ルール違反」

2014/9/5付
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静岡県の川勝平太知事は4日、2014年度の全国学力テストに参加した県内全506校の公立小学校のうち、国語Aの成績が全国平均を上回った262校の校長名と、県内35市町別に小学校の平均正答率を科目ごとに公表した。いずれも県のホームページで確認できる。

川勝知事は県教育委員会から受け取った資料を県教委の同意を得ないまま自身の判断で公表。下村博文文部科学相は民放テレビ番組で「違法、脱法行為だ。県教委は同意しておらず、問題だ」と厳しく批判した。文科省も「知事に公表する権限はない。明確なルール違反だ」と反発している。

川勝知事は昨年度の学力テストで静岡県が小学国語Aの成績が全国最下位だったことを受け、平均点以上だった小学校の校長86人の名前を五十音順で公表し波紋を広げた。取材に「義務教育の責任、功績は先生にあるということを明確にするため、今年も同じ方法で公表した」と話した。

市町別の平均正答率は、昨年は公表していなかった。文科省は成績公表の際、一覧表にしたり順位を付けたりすることを認めていない。

文科省によると、14年度から市町村の教育委員会には、条件付きで学校別成績の公表が認められ、都道府県教委も市町村教委の同意があれば公表できるようになった。だが知事ら首長には公表権限はない。

静岡県教委の安倍徹教育長は「全く断りがなかった。市町教委が対応を検討しているさなかに結果が出てしまい残念」と述べた。〔共同〕

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