牛舌の輸入停止を解除 ポーランド産巡り厚労省
厚生労働省は3日、BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位となっているへんとうが混入していたポーランド産牛舌に関し、同国で改善策が取られたとして、昨年12月から続けていた輸入停止措置を解除した。
厚労省は昨年11月、成田空港検疫所でへんとうの除去が不十分な冷凍舌約52キロを確認。この牛舌を出荷した現地の食肉処理施設からの全貨物と、ポーランド産牛舌の輸入を同12月に停止した。
ポーランド政府は、日本に牛舌を輸出するすべての施設に対し適切な処理方法を周知したなどとする報告書を今年3月に日本政府に提出した。〔共同〕