抱っこひも偽造品注意、強度基準以下も ネット販売で発覚
米国ベビー用品メーカーの国内総代理店を務めるダッドウェイ(横浜市)は3日、インターネット上で非正規の店舗が取り扱っている著名ブランドの子供用「抱っこひも」で、多数の偽造品を確認したと発表した。製品強度が安全基準を下回るものもあるといい、注意を促している。
偽造品が確認されたのは「エルゴベビー」の製品。同ブランドの国内の抱っこひものシェアは5割程度とみられる。
ダッドウェイが外部に依頼した調査では、国内のネット上の非正規取扱店で購入した25点のうち、14点が偽造品。サイトの商品紹介では、正規品や正規品と区別がつかない写真を掲載しているケースが多かった。正規品の価格は1万4千~2万円程度というが、偽造品の中には3500円程度のものもあったという。
偽造品は生地が薄く内部に芯が入っていなかったり、ベルトのバックルのかみ合わせがゆるかったりしたほか、バックルや肩ひもの強度が基準値を下回っていたという。