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遺言書に「花押」無効 最高裁、押印代わりと認めず

戦国武将らが使ったとされる手書きのサイン「花押」を記した遺言書が有効かどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は3日、「花押が押印の代わりとは認められない」として遺言書が無効と判断した。

自筆の遺言書が本人の意思で作られたことを担保するため、民法は署名と「印」の両方が必要と定めている。小貫裁判長は「花押で文章を完成させる慣行や意識はなく、押印と同じものとは認められない」と指摘。花押を認めた二審・福岡高裁那覇支部判決を破棄したうえ、相続に関する審理が尽くされていないとして高裁に差し戻した。

一審・那覇地裁判決は「花押は認め印よりも偽造が難しい」として遺言書が有効と認め、二審も支持していた。

一、二審判決によると、琉球王国の高官を務めた一族の子孫にあたる男性(当時85)が2003年、印鑑の代わりに花押を書いた遺言書を残して亡くなり、息子同士が有効か否かを争っていた。

花押は現代でも政府の閣僚が閣議決定の書類に使うことがある。

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