高齢親子襲われ母死亡 愛媛・今治、息子も重傷

2017/5/3 23:34
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3日午前9時ごろ、愛媛県今治市室屋町7の市営住宅1階の無職、岡本久行さん(70)方に女が押し入り、岡本さんと同居の母ユキヱさん(92)を刃物のようなもので切り付けた。ユキヱさんが胸を刺され搬送先の病院で約8時間後に死亡、岡本さんも背中に重傷を負った。

女は凶器とみられる血の付いた刃物を現場に残して逃げた。岡本さんは「知らない中年の女に切り付けられた」と話しており、愛媛県警は殺人事件として女の行方を捜査。

約400メートル南西の同市別宮町6の住宅で4月26日、腹部を刺され死亡していた住人の越智サツキさん(81)についても現場の状況などから殺人と断定し、3日夜、今治署にそれぞれ捜査本部を設置した。同一犯の可能性も視野に調べる。

県警によると、岡本さん方は2人暮らし。ユキヱさんは室内で、岡本さんは部屋の玄関前で、それぞれ倒れていた。死因は出血性ショックとみられる。

一方、越智さんは1人暮らしで4月26日午後、自宅で死亡しているのを訪問した女性ヘルパーが発見した。腹部に刃物による長さ数センチの刺し傷があり、司法解剖の結果、死因は失血死だった。同様に、室内に血の付いた刃物が残されていたという。

今治市のタクシー会社によると、県警は、水色の上着とスカートを着用し、タオルを持った50~70代ぐらいの小柄な女の情報提供を求めている。

3日の現場はJR今治駅の北約1.5キロの工場や住宅が立ち並ぶ一角。午前9時ごろ、市営住宅近くの母親宅を訪れた女性(70)はあおむけに倒れている岡本さんを見たという。「普段は静かな町なのに、すごく怖い」と声を震わせた。〔共同〕

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