奈良の大仏の「巻き毛」、文献の約半分 東大がレーザー解析

2015/12/3 21:31
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東大寺(奈良市)の大仏の頭に多数ある巻き毛のような「螺髪(らほつ)」が、文献に記された966個でなく、約半分の492個だったことが3日、レーザーを使った解析で分かった。東大寺はホームページに調査結果を掲載した。現在の大仏の頭部などは江戸時代に造り直されており、もともと966個あったかどうかは不明という。

「奈良の大仏」として知られる東大寺の本尊は「盧舎那仏」。聖武天皇が創建し、752年に開眼供養が行われた。寺の記録を記した「東大寺要録」には「螺髪を966個つくった」と記されていた。江戸、明治時代の文献にも同様の記載があった。螺髪は、一つが直径22センチ、高さ21センチ、重さ1.2キロ。

参拝者から螺髪の数が実際は少ないのではないかという質問が寄せられていたほか、寺の関係者の間でも話題になっていた。

大仏の背中に後光を表す装飾「光背」があり、数えられないため、東京大生産技術研究所の大石岳史准教授に調査を依頼。レーザー光を使って作成した頭部の立体データを用い、483個の螺髪があり、9個が欠けていることを確かめた。〔共同〕

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