2018年7月18日(水)

福島第1原発、最大26メートルの津波想定 東電が見直し

2014/10/3付
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 東京電力は3日、福島第1原子力発電所の地震や津波の想定を見直した結果を公表した。巨大地震に伴って最大約26メートルの津波が来る恐れがあるとして、今後の廃炉作業で安全を確保するための対策を検討する。当面は津波によって汚染水が海に流出するのを防ぐため、トレンチ(地下坑道)からの除去を急ぐ。

 原子力規制委員会の会合で示した。地震の揺れは従来の想定は最大600ガルだったが、1.5倍に相当する最大900ガルとした。津波の想定は従来は6メートルだった。

 東電はこの地震でも原子炉の運転は止まっており、大きな事故につながる可能性は低いと説明した。ただ津波によって敷地内の汚染水が海に流れ出る恐れがあり、規制委は原発建屋とつながるトレンチから汚染水を抜き取る作業を急ぐよう東電に指示した。

 抜き取りの前提として建屋との接続部を凍らせる作業は難航しており、東電は近く隙間に止水材を詰めて「氷の壁」を完成させる計画。これを11月上旬まで続け、うまくいかない場合は汚染水を抜き取りながら特殊なセメントでトレンチを埋める作業に移行する。

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