石牟礼さんの未発表原稿発見 「苦海浄土」新章か

2014/9/3付
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水俣病患者の世界を描いた「苦海浄土」で知られる作家、石牟礼道子さん(87)の未発表原稿約10枚が新たに見つかったことが、3日分かった。石牟礼さんの執筆活動を支援している日本近代史家の渡辺京二さんが発見した。

渡辺さんによると、昨年11月、熊本県水俣市にあった石牟礼さんの旧宅が解体された。渡辺さんはその時に見つかった書類などを保管、今年に入り整理していた際に発見した。

苦海浄土は、渡辺さん編集の雑誌「熊本風土記」に連載されていた「海と空のあいだに」を1969年に単行本化した。同誌の終刊により発表されなかった執筆済み原稿があるとかねてみられていたという。

渡辺さんは数年前、その一部を熊本市にある石牟礼さんの仕事場で発見。雑誌「道標」で発表したが、今回発見された約10枚はその続きの原稿とみられるという。渡辺さんは「今後、苦海浄土の『新章』と確認できれば発表したい」と話している。〔共同〕

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