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日本武道館、名シーンを刻んで50年

日本武道館(東京都千代田区)が3日、開館から50年を迎えた。柔道や剣道など武道の普及活動の中心として1964年に完成。66年のビートルズ来日公演以後は内外の大物がファンを熱狂させる「音楽の殿堂」にもなった。急死して幻となった尾崎豊さんの初公演、人気絶頂だった山口百恵さんの引退コンサートなど、歴史に残る逸話、名場面を生んできた。

千代田区の北の丸公園に位置し、大屋根の外観は富士山の裾野をイメージして造られた。屋根に載った「擬宝珠」は、人気ロックバンド「爆風スランプ」のヒット曲「大きな玉ねぎの下で」で、光るタマネギに例えられた。

完成後のこけら落とし催事は64年10月の東京五輪。正式種目となった柔道の競技会場になり、お家芸の威信を懸けた全階級制覇に期待が高まった。だが、看板の無差別級で神永昭夫がアントン・ヘーシンク(オランダ)に一本負け。武道館は凍り付いたような雰囲気に包まれたという。

五輪後は、剣道のほか、体重無差別で競う全日本柔道選手権や空手の全日本選手権が行われ「武道の聖地」に。プロレス、ボクシングなど格闘技の試合も行われた。

コンサート会場として使われるようになったのは、ビートルズの来日公演から。「1万人以上収容の屋内施設」という条件に対し、白羽の矢が立ったのが武道館だった。同館の正力松太郎会長(当時)が「使わせてたまるか」と発言し、物議を醸した中での公演となった。

その後、レッド・ツェッペリンやイーグルスなども演奏し、「ブドーカン」の名は世界に広まった。ミュージシャンの憧れの地となり、矢沢永吉さんや松田聖子さんら人気歌手がライブを開催。矢沢さんは77年の初ライブ以降、通算127回の最多公演記録を持つ。

毎年8月15日の終戦記念日には政府主催の全国戦没者追悼式が開催されるほか、春には大学の入学式なども行われる。〔共同〕

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