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2校にエアコン設置 所沢市長、方針転換し表明

異例の住民投票に発展した埼玉県所沢市立小中学校のエアコン問題で、藤本正人市長(53)は2日、市役所で記者会見し、従来の方針を翻し2校に設置すると表明した。保護者らも市役所で会見し「子どもたちのため、多くの皆さまに尽力、応援していただいた結果だ」と歓迎した。

会見で藤本市長は「財政状況を考えながら投票結果に向き合った」と説明し、設置賛成が反対を上回った住民投票を方針転換の理由に挙げた。工事は来年度から順次始め、早ければ2017年度にも設置される見通し。

一方で市長は、2校以外の学校については「やりません、とは言えないが優先順位は後の方になる。騒音が一番うるさい2校とした」と述べ、消極的な姿勢を示した。

所沢市立小中校のうち29校は、付近の入間基地を離着陸する自衛隊機の騒音対策のため、二重窓などが整備された密閉性の高い「防音校舎」。市は06年、窓を閉めて授業ができるようエアコンを設置する方針を決め、まず3校の計画を定めた。

しかし、11年に就任した藤本市長が「快適さを優先した生活を見直す」と表明し設置は1校でストップ。再三の要望にも態度を変えず、保護者らは署名を集め今年2月、住民投票にこぎ着けた。賛成は5万6921票、反対3万47票、投票率は31.54%だった。

埼玉大の斎藤友之教授(行政学)は「市長が住民の声に耳を傾けたのは評価できる。適切な制度を使い、地域の問題を地域の中で解決する望ましい在り方」と話している。〔共同〕

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