2019年3月23日(土)

独返還のアイヌ遺骨安置 「138年ぶり郷土に」

2017/8/2 19:13
保存
共有
印刷
その他

日本政府と北海道アイヌ協会は2日、ドイツの学術団体から返還されたアイヌ民族の遺骨を、北海道大(札幌市)構内のアイヌ納骨堂に安置した。1879年に研究目的で日本から持ち出されたとされる1人分の頭骨で、海外にあるアイヌ遺骨が外交ルートで返還されたのは初めて。取り扱い方針が決まるまで暫定的に北大が保管する。

午後1時20分ごろ、同協会の加藤忠理事長が遺骨の入った箱を抱え、納骨堂前に到着すると、関係者から「お帰りなさい」と声が上がった。北大の名和豊春学長や内閣官房アイヌ総合政策室の幹部らも立ち会い、加藤理事長は「138年ぶりに郷土に納められ、非常にうれしく感じている」と語った。

1880年発行のドイツの学術誌には、遺骨が札幌市近郊の墓から持ち出され、不当な方法で学術団体に渡った経緯が記されており、同団体は7月31日、ベルリンで遺骨を返還した。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報