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瀬戸内海のノリの色落ち、環境省が調査へ 対策検討

瀬戸内海で養殖ノリの色落ちによる生産落ち込みが深刻化しているとして、環境省は2015年度から、原因である海水中の栄養塩(窒素やリンなど)の濃度不足に関して調査を始める。赤潮防止のため水質改善を進めたことが濃度低下につながったとみられ、数年かけて実態を詳しく把握して対策を検討する。

栄養塩は植物プランクトンや海藻の養分で、水質汚濁の一因ともされる。現在のように大規模なノリ養殖が1960年代に始まった瀬戸内海は、過去に生活排水などの影響もあって濃度が高く、プランクトンの異常繁殖で赤潮が頻発。国や周辺自治体が水質改善に努めた結果、70年代には年200回以上も起きた赤潮が近年は100回前後にまで減った一方で、ノリの色落ちが発生するようになった。

同省は、瀬戸内海の環境保全に向けた藻場や干潟の状況調査に併せて、湾ごとに海底の泥を採取。泥に含まれる栄養塩の量や、海水に溶け出すメカニズムなどを分析し、どのような対策が取れるのかを探る。

養殖ノリ漁の関係団体によると、瀬戸内海産は全国生産量の3割近くを占める。色落ちは風味の悪化と価格低下を招き、製品化を見送るケースもあって生産量が減る。〔共同〕

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