2019年1月23日(水)

無念かみしめ遺族ら献花 笹子トンネル事故から3年

2015/12/2 12:46
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9人が亡くなった中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故は2日、発生から3年となった。事故が起きた午前8時3分には車3台が下敷きになったトンネル内の現場や、出口近くに設置された仮設テントの献花台で、遺族らが黙とうをささげた。

笹子トンネル崩落事故から3年となり、開かれた追悼慰霊式(2日、山梨県都留市)=代表撮影・共同

事故の犠牲になった松本玲さん(当時28)の父、邦夫さん(64)=兵庫県芦屋市=はトンネル内で献花後「玲たちが下敷きになった場所はここだったのだなと思うと、無念の思いがこみ上げてきた。複雑な3年間だった」と静かに話した。

中日本高速道路(名古屋市)の宮池克人社長は「現在、安全性向上3カ年計画を進めていて、本年度で目標を達成する予定だ。今後も安全を最優先に取り組みを続けていく」と決意を語った。

続いて山梨県都留市のホールでは、中日本高速主催の追悼慰霊式が開催され、遺族や中日本高速の社員ら計約100人が出席した。

遺族代表として森重之さん(当時27)の父(64)は「事故への無念や怒り、絶望は10年後も20年後も変わることはない」と述べ、石川友梨さん(当時28)の妹、愛さん(29)は「プロ意識を持って仕事をしていれば防げた事故だった。中日本を許すことはできない」と同社への怒りをあらわにした。

事故では県内外の20~70代の男女9人が死亡、女性2人が重軽傷を負った。〔共同〕

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