2018年11月20日(火)

忌野さんの創作ノート発見 30曲分、自信と不安抱く

2016/4/2 13:00
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2009年に58歳で亡くなったロック歌手の忌野清志郎さんが22~24歳の時に記した創作ノートが見つかった。全30曲の一部は後のアルバムに収録されたが多くは未発表とみられる。

率いたバンド「RCサクセション」が全国的に知られる前のもので、作品に対する自信の一方、世に認められるか不安を抱いていた様子がうかがえる。忌野さんの誕生日の2日から東京・原宿の喫茶店「シーモアグラス」で展示された。

ノートは黒い厚紙の表紙が付いたB5判ほどの大きさ。「第六巻 ザ・マンション・マン」の題と1974年2月から75年10月の日付があった。見開き2ページに1曲ずつ、30曲分の歌詞やコード進行が記されていた。「大作」と書き込まれた曲もあり、1曲は「ボツ」と書き付けられていた。

「あとがき」と記したページには「ぼくってバカみたいに認められたいと思っているんだな」と書き残している。

忌野さんの作品に詳しい滋賀県立大の細馬宏通教授(人間行動学)は「書き損じがそれほど多くなく、試し書きした後に清書するような感じで書いたのだろう。手書きの詞集、もしくはアルバムのような印象」と話す。

ノートは東京都内に住む女性が自宅に保管していた。昨年「多くの人に見てもらえれば」と公開を提案し、忌野さんの事務所や家族が本人の物と確認した。

ノートは忌野さんの命日5月2日まで披露する。撮影はできず、店内が狭いため大人数での入場は難しいという。〔共同〕

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