過労自殺、コンビニ元店長遺族が逆転勝訴 東京高裁

2016/9/1 21:18
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過重労働で精神障害になり自殺したとして、コンビニエンスストア「サンクス」のフランチャイズ店の元店長(当時31)の遺族が労災を認めなかった国の処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が1日、東京高裁であった。高野伸裁判長は遺族の請求を棄却した一審・東京地裁判決を取り消し、業務と自殺の因果関係を認めて遺族に逆転勝訴を言い渡した。

判決によると、元店長は2002年、首都圏でサンクス店舗を運営していた会社に入社。都内で店長を務め、09年1月ごろ自殺した。08年の1カ月あたりの時間外労働時間は最大で約163時間だった。

高野裁判長は判決理由で、元店長が遅くとも08年12月にうつ病を発症したと認定。「長時間労働による心理的負荷は相当強く、ノルマで精神状態が追い詰められていた」と述べ、業務が原因で自殺したと判断した。

遺族は労災を認めなかった労働基準監督署の処分を不服として提訴。一審は自殺との因果関係を認めず、遺族の請求を棄却した。

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