ブラックホール斜めに合体 米チーム、重力波3回目

2017/6/2 0:00
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【ワシントン=共同】時空が揺れる重力波を世界で初めて観測した米大学などの研究チーム「LIGO(ライゴ)」が1日、重力波の3回目の検出に成功したと発表した。互いの回転の向きがずれた2つのブラックホールが斜めに合体して発生したとみられ、チームは「今までに知られていないブラックホールの性質を捉えた」としている。

合体する2つのブラックホールは、合体前に互いの周りを回る「公転」をしながら自身も「自転」をしている。これまでに観測した2回の重力波は、公転と自転の軸が同じ向きにそろった合体だったが、今回は少なくとも一方のブラックホールの自転軸が斜めになっていたことが詳細な分析で判明した。

軸がそろったブラックホールは、お互いを回る2つの恒星がほぼ同時にブラックホールに変化してできる。今回のように軸がずれたブラックホールは、宇宙空間で別々に生まれ、次第に近づいてペアになったと考えられている。

今回の重力波の信号を捉えたのは1月4日。地球から30億光年離れたところで、それぞれ太陽の20倍と30倍の質量を持つ2つのブラックホールが合体、太陽1個分のエネルギーが重力波となって放出されたらしい。

重力波はブラックホールのような重い天体が激しく動くと周囲の時間の流れや空間が揺れ、波のように伝わる現象。LIGOのチームが昨年2月に初観測を発表した。

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