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「ぬいぐるみお泊まり会」、読書好きな子育む効果

読書離れ対策に「ぬいぐるみお泊まり会」が効果――。岡山大の岡崎善弘講師らの研究グループは、子供を本に親しませる試みである「ぬいぐるみお泊まり会」の効果を実証したと3日までに発表した。研究成果はオランダ・エルゼビア社の科学雑誌に掲載された。

お泊まり会では子供が気に入っているぬいぐるみを図書館などに預けて「1泊」させ、ぬいぐるみが絵本を読んでいるように見える写真を撮影。写真と絵本を手渡された子供が、ぬいぐるみに絵本を読み聞かせようと思い自然に読書を始める効果を狙っている。米国で始まったとされ近年は日本でも行われている。

研究グループは3~5歳の幼稚園児42人を対象に、お泊まり会前後の変化を調査。ぬいぐるみに絵本の読み聞かせをする子供はお泊まり会前の2人から21人に増えた。会の後3日たつと4人に減ったが、会のことを思い出させると再開する傾向がみられた。岡崎講師は「お泊まり会は受動的だった読書を能動的なものに転換させるきっかけになる」と話している。

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