2019年5月20日(月)

山口組分裂後に摘発増 1~6月1050人、取り締まり強化で

2016/9/1 11:00
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警察庁が1日発表したまとめ(暫定値)によると、今年上半期(1~6月)に全国の警察が摘発した暴力団山口組(神戸市)と、分裂した暴力団神戸山口組(兵庫県淡路市)の構成員は計1050人で、分裂前の前年同期よりも85人増えた。

摘発された構成員は山口組が668人、神戸山口組が382人。直系組長は山口組が10人で、神戸山口組はいなかった。

2007年に4千人に上った山口組構成員の摘発人数は減少を続けていたが、昨年8月の分裂以降、警察は両組織に対する取り締まりを強化。摘発が増える要因になった。

両組織の対立抗争を認定した3月7日から6月末までに起きた抗争事件は13都道府県の29件、摘発人数は65人だった。このうち、岡山市で神戸山口組系幹部が射殺された事件など4件で拳銃が使われた。

警察庁によると、昨年末時点の山口組の構成員と準構成員は計1万4100人、神戸山口組は6100人。警察当局は8月、神戸市の山口組総本部前に「特別警戒所」を新設し、捜査員が組関係者の出入りを確認する監視の拠点とするなど警戒を強めている。抗争が拡大すればより厳しい規制ができる「特定抗争指定暴力団」に両組織を指定することも検討している。

両組織を含む暴力団全体の拳銃の押収は22丁で6丁減。過去10年で最少となった。警察庁の担当者は「分裂抗争中で拳銃の取引が多いはずだが、自宅や事務所以外に保管するなど隠し方の巧妙化が進んでいる」としている。

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