2019年1月23日(水)

2%物価目標「早期実現こだわる」 日銀総裁、延期観測に反論

2015/2/27付
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日銀の黒田東彦総裁は27日、日本記者クラブで講演し、物価安定目標に掲げる前年比2%の消費者物価指数(CPI)上昇率について「早期の実現にこだわる」と強調した。昨夏以降の原油安によって物価上昇が大幅に鈍るなかで「2年程度」という目標時期を延期するとの観測が浮上していることに反論した。

黒田総裁は「2%の早期実現を目指す理由」の説明に時間を割いた。長期デフレで予想物価上昇率は2%よりも低いとして「人々の期待を変えるだけの速度と勢いが必要だ」と語った。

そのために日銀は2%目標を「2年程度の期間を念頭に、できるだけ早期に」という期限を示してきたと説明。早期実現の約束は大規模な金融緩和策の「核心」だとも述べ、引き続きこだわる姿勢を強調した。

27日発表の1月のCPI上昇率は消費増税分と生鮮食品を除き、前年同月比0.2%まで低下したが、黒田総裁は「基調的な物価上昇率は今後もしっかり高まっていく」と述べ、上昇ペースの鈍化は原油安による一時的な現象だと指摘。原油安の下でも「デフレ心理の転換が進んでいくかどうかに注目して政策運営を行っていく」との考えを改めて示した。

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