/

東京に初の金融国際機関 監査法人の監督当局

公認会計士・監査審査会は22日、監査法人の監督当局でつくる「監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)」の本部事務局を東京に設けると発表した。金融分野の国際機関が日本に本部を置くのは初めて。2017年4月に始動する。経済成長で会計監査の重要性が増すアジア各国の加盟に向け、日本が主導的な役割を果たす。

IFIARは巨額の損失隠しで破綻した米エンロンなどの不正会計事件を教訓に、各国の監査監督当局の協力・連携の場として06年に発足。51カ国・地域が加盟している。現在は常設の事務局がなく、2年ごとに代わる議長と副議長を出している国の当局が担ってきた。国際的に監査の質的向上が求められるなか、常設の本部事務局をつくり情報共有を密にする。

これまで金融分野の国際機関はスイスのバーゼル銀行監督委員会やスペインの証券監督者国際機構(IOSCO)など欧米に集中していた。IFIARも加盟国の半数以上を欧州が占めるが、日本が選ばれた大きな理由の一つは、アジア各国への地理的な近さだ。アジアからの加盟は10カ国・地域で、中国とインドは未加盟だ。

足元では鈍化しているもののアジア企業への投資は今後も増える見込みで、アジア企業の会計監査に対する信頼性向上が欠かせない。そのためにも中国、インドをはじめとするアジアの新興国を枠組みに取り込むとの狙いが東京への事務局設置につながったようだ。

IFIARは当局間の情報共有がメーンだが、将来的に監査法人に対する国際的な規制づくりを担う可能性もある。その場合、事務局のある日本の意見が反映されやすくなるとの見方もある。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン