小渕氏「政策停滞許されない」 辞任記者会見で

2014/10/20付
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記者会見の冒頭、頭を下げる小渕経産相(20日午前、経産省)=共同

記者会見の冒頭、頭を下げる小渕経産相(20日午前、経産省)=共同

小渕優子氏は20日午前、安倍晋三首相に経済産業相の辞表を提出した後に同省で記者会見し「自らの問題で経済政策、エネルギー政策に停滞を与えていることは許されることではない。閣僚の職を辞し、しっかり調査しお示しできるように全力を傾注したい」と述べた。

小渕氏は冒頭、「国民の皆様、ご迷惑をかけているすべての皆様に心からのおわびを申し上げたい」と謝罪。関連政治団体が開いた支援者向け観劇会費の収入と支出が大幅に食い違っていたことについて「収入、支出の双方について、実態があるのかないのか大きな疑念を持っている」などと語った。「これまでに753人の後援会員が1万2000円を支払っていることを確認している」とし、観劇会費は適切に徴収しているとも強調したが、詳細な調査は弁護士や税理士などの第三者に委ねる方針を示した。

小渕氏の関連政治団体で不透明な収支が問題となっているのは「小渕優子後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」。両団体が開いた支援者向け観劇会費について、政治資金収支報告書に記載された劇場側への支出が、参加者から集めたとみられる収入を大幅に上回っていた。

公職選挙法違反の疑いがあるとの指摘に関しては「(法に)引っかかってくるのかどうかも含めてこれからのこと。私が今しなければならないのは、信頼してくれた方にきちんと説明できるようにすることだ」と述べるにとどめた。

小渕氏は17日の衆院経済産業委員会で、関連政治団体の収支の食い違いに関して「知らなかったでは済まされないという思いだ」と語っていた。小渕氏は19日まで収支の実態の確認作業を続けていたが、20日午前には衆院地方創生特別委員会への出席を求められていた。政治資金問題の質問を受ける予定となっており、世論の理解が得られる説明は難しいと判断した。18日に予定していた三菱航空機の小型旅客機「MRJ」に関する式典への出席を直前にキャンセルするなど公務にも影響が出ていた。

閣僚の途中交代は第2次安倍内閣の発足後初めて。9月の内閣改造で起用した看板閣僚の一人が辞めることになり、高水準で推移してきた内閣支持率にも影響を与えそうだ。

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