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医療・福祉の複数資格取りやすく 厚労省、共通科目導入検討

厚生労働省は「介護福祉士と看護師」など1人で複数の資格を取りやすくするため、医療・福祉関連の複数の資格に対応した共通のカリキュラムの導入を検討する。2つめの資格をとるときに、共通科目を履修する必要がなくなる。介護と保育など複数のサービスを1カ所で提供する施設づくりも加速する。人材や施設の多重活用により、人口減が著しい地方でも効率よく行政サービスを提供する狙いがある。

15日に初会合が開かれた厚労省の地域共生社会実現本部で検討を進める。今回、共通科目の導入が想定される対象は介護福祉士や保育士などの福祉系と、看護師や理学療法士などの医療系だ。

基礎的な科目の履修免除は、今までも一部で認められている。たとえば保育士の資格を持っている人が新しく介護福祉士を目指すなど、福祉系同士で2つ目の資格を取る際には一部の単位の履修が免除されている。

新制度では福祉系と医療系をまたがる2つの資格の間でも、共通のカリキュラムを作ったり単位の認定を拡大したりする。17年から本格的な検討をはじめ、21年には順次、新制度を始める。

介護と保育など1カ所で複数の福祉サービスを提供する「多機能型」の施設づくりもペースを速める。厚労省は今年3月に、事業者の判断を助けるため、同じ施設内で共有できる人材や設備の条件を示した運営指針をまとめた。今後は多機能型の施設を、住居や行政機能を集約した「コンパクトシティ」の拠点にするための対策を検討する。

多機能型の施設は全国で需要が強まっている。土地の確保が難しい都市部でも、保育所と高齢者施設を一体的に運営する例が増え始めている。

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