日銀が06年1~6月の議事録公開 福井氏、緩和解除押し通す
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日銀は15日、2006年1~6月の金融政策決定会合の議事録を公開した。福井俊彦総裁(肩書は当時、以下同じ)は3月9日の会合で「消費者物価指数(CPI)の前年比はプラス基調が定着していく」と指摘し、5年間続いた量的金融緩和の解除を決定。慎重論もあったが、バブル再燃への警戒などから緩和解除を押し通した。
量的緩和の解除はCPI上昇率が安定的にゼロ%以上になることなどが条件だった。直近のCPI上昇率が...
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