2017年11月21日(火)

8月の企業物価、「消費財」3年7カ月ぶり高い伸び

2017/9/13 21:06
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 日銀が13日に発表した8月の国内企業物価指数(速報値、2015年=100)で、消費者に近い分類の「消費財」が3年7カ月ぶりの高い伸び率になった。輸入の乗用車や家電、食料品などの指数上昇が押し上げ要因になった。企業は素材や原料の値上がりをこれまで合理化を進めて吸収してきたが、小売店などへの卸価格に転嫁する兆しが見え始めている。

 企業物価指数は出荷や卸売り段階で企業同士が取引する製品の価格を集計したもの。全体の指数は前年同月に比べて2.9%上昇で、消費増税の影響を除くと8年10カ月ぶりの高水準となった。石油・石炭や鉄鋼、非鉄金属など原料や素材の物価上昇が全体の指数上昇に寄与した。背景には中国の需要増がある。

 企業は素材などの価格上昇分をこれまでは吸収してきた。しかし消費財への価格転嫁が本格化すれば、消費者向けの小売価格に波及する可能性がある。8月は円の対ドル相場が前年に比べて安く、前年同月比で輸入物価が上がりやすい面もあった。

 8月の対象品目数は744で、このうち390品目が前年同月から上昇した。上昇品目が下落品目より134多く、15年を基準年としてからの統計で最大だった。

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