GPIF経営委員長に平野氏、ガバナンス強化ねらう

2017/8/1 20:00
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厚生労働省は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に新しくつくる経営委員会の委員長に、平野英治メットライフ生命保険取締役代表執行役副会長を10月1日付であてる。合議制の委員会の新設でガバナンスを強化するのが狙いだ。

経営委は、国内外の債券や株式といった「基本ポートフォリオ」の割合を決めるなど大きな権限を持つ。委員9人と理事長を含めた10人で構成。昨年成立した年金制度改革法に盛り込んでいた。

平野氏は、日銀の理事やトヨタファイナンシャルサービスの副社長を務めた経験がある。塩崎恭久厚労相は1日の会見で「幅広く官民、中央銀行のことに詳しい。(経営委員会の)とりまとめをしていただく人としてふさわしい」と語った。

ただガバナンス強化につながるかを疑問視する声もある。日本総合研究所の西沢和彦主席研究員は「今も重要事項は運用委員会に諮るなど実質的に合議制だ。移行しても実態は大きく変わらない」と指摘した。

平野氏以外の委員には、新井富雄東大名誉教授、岩村修二弁護士、加藤康之京大大学院特定教授、古賀伸明連合総合生活開発研究所理事長、小宮山栄公認会計士、中村豊明日立製作所取締役、根本直子アジア開発銀行研究所エコノミスト、堀江貞之野村総合研究所上席研究員が決まった。

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