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小池知事、豊洲の安全性検証 盛り土未実施問題

東京都の小池百合子知事は10日、都庁で記者会見し、築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)で、土壌汚染対策の盛り土が主要な建物の地盤で行われていなかったと発表した。小池知事は「盛り土をするというこれまでの説明は正しくない。訂正する」と述べた。市場移転で新たな問題が発覚したことで、知事が延期を決めた移転時期にさらに影響が出る可能性もある。

市場移転は当初11月7日の予定だったが、小池知事は来年1月の環境調査の結果を待って移転時期を判断する。今後の判断への影響については「安全性の確認をしっかりしたい。予断を持たず、色々なケースを考えたい」と語った。

豊洲市場は土壌からベンゼンなどの有害物質を検出。このため都は有害物質を含む土を除去し、きれいな土を盛る土壌汚染対策工事を実施したと説明していた。しかし実際には主要な建物の地盤には盛り土をせず、コンクリートで塞いだ。

都は「コンクリートによる遮断でも安全性を確保している」との認識。ただ、過去に土壌汚染を調査した専門家会議はコンクリートによる安全性を確認する前に解散していたことも判明した。

小池知事は「間違った情報を与えると、都政への信頼回復と逆行する」と指摘。盛り土と安全性の関連について、当時の専門家会議のメンバーから改めて意見聴取する考えを示した。近く発足する市場移転に関するプロジェクトチームでも土壌の専門家を交え、安全性を検証する。

小池知事は「当時の担当者にも話を聞かなければならない」とも述べ、2011年から始めた土壌汚染対策に携わった都幹部らからも事情を聴く方針だ。

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