2019年1月23日(水)

日韓、慰安婦支援財団巡り協議 金杉局長「一定の前進」

2016/8/9 20:18
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【ソウル=小倉健太郎】日韓両政府は9日、ソウルで外務省局長協議を開き、旧日本軍の従軍慰安婦被害者を支援する財団の事業内容などを巡って協議した。会談後、金杉憲治アジア大洋州局長は記者団に「万感の思いを込め一定の前進があったと言いたい」と語った。韓国の外務省当局者も「相当の進展があった」と述べた。聯合ニュースが伝えた。

外務省局長協議のため、韓国外務省に入る金杉アジア大洋州局長(9日、ソウル)=共同

外務省局長協議のため、韓国外務省に入る金杉アジア大洋州局長(9日、ソウル)=共同

元慰安婦の支援財団は昨年末の日韓合意に基づいて韓国政府が7月28日に設立した。日本政府は10億円の拠出にあたり事業内容を明確にするよう求めている。「名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やす」という趣旨に合わない事業に資金が使われるのを懸念するためだ。

9日の会談には韓国外務省から鄭炳元(チョン・ビョンウォン)東北アジア局長が出席。金杉氏によると、休憩を含め8時間近くに及んだ。昨年末の日韓合意に盛り込んだソウルの日本大使館前の少女像移転問題も含め「思ったより突っ込んだやりとりができた」という。協議結果を政府に持ち帰り「上層部に報告し判断を仰ぐ」と指摘。そのうえで10億円の拠出時期を決めるとみられる。

10億円の使い道は明らかになっていないが、韓国紙の東亜日報は「被害者の直接支援に7割が使われる」との見方を報じた。生存する元慰安婦には1人当たり500万円、死亡者には250万円を支払う構想があるという。残りの3割は追悼事業などに使う。

会談では、韓国最大野党「共に民主党」前代表の文在寅(ムン・ジェイン)氏が7月25日に島根県の竹島(韓国名・独島)に上陸したのに対して金杉氏が韓国側に抗議した。

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