2019年1月23日(水)

釈放要求のリシャウィ死刑囚 05年のアンマン連続テロ関与

2015/1/26付
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【アンマン=押野真也】過激派「イスラム国」とみられる組織が釈放を要求したサジダ・リシャウィ死刑囚は2005年11月、ヨルダンの首都アンマンで起きた連続爆破テロにかかわったイラク人女性だ。年齢は45歳前後とされ、ヨルダン国内で収監されている。

リシャウィ死刑囚の夫は国際テロ組織アルカイダ系の「イラク聖戦アルカイダ組織」のメンバーとされ、05年のアンマンでの爆破事件で自爆している。リシャウィ死刑囚の兄弟は、06年に米軍が殺害した聖戦アルカイダのザルカウィ元指導者の側近だったとされる。

リシャウィ死刑囚も身につけた爆発物をホテルで起動させようとしたが、爆発前に治安当局に拘束された。後の取り調べで、「夫に自爆を強制されたが、私は誰も傷つける意図はなかった」などと証言した。ただ、一連の取り調べに毅然と応じるなど「訓練された屈強な女性」との印象を持つ政府関係者も多い。

イスラエルのテロ問題専門家、ボアズ・ガヌール氏は「今回の釈放要求で、イスラム国が(聖戦アルカイダの)ザルカウィ元指導者の考えに強く共鳴していることがうかがえる」と指摘する。

聖戦アルカイダはイスラム国の母体のひとつとされる。イスラム国とアルカイダは現在は対立関係にあるが、イスラム国は今回、源流の元指導層の奪還に動いたといえる。

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