文科省前次官「加計学園の文書は本物」 週刊誌報道

2017/5/24 23:07
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学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画に関する記録文書について、今年1月に天下り問題で辞任した前川喜平前文部科学次官が「文書は間違いなく本物で、部下から受け取った説明用資料」などと証言する記事が、25日発売の週刊文春に掲載されることがわかった。

記事で前川氏は、内閣府側の発言として「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと記載された一連の文書について、「私の手元にあるものと全く同じ」「大臣や次官への説明用として担当の高等教育局専門教育課が作成したもの」と説明している。

文科省は19日に「文書の存在は確認できなかった」との調査結果を発表。菅義偉官房長官は24日の記者会見で「出所もわからず、信ぴょう性もない文書には変わりない」と述べ、「文科省の調査ではないことになっている。それに尽きる」と語った。同省専門教育課の担当者は「コメントできない」としている。

一方、民進党の榛葉賀津也参院国会対策委員長は24日の記者会見で、前川氏を参院文教科学委員会に参考人招致するよう要求する考えを示した。

安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園は、政府の国家戦略特区に指定された愛媛県今治市に岡山理科大の獣医学部新設を計画。現在、申請が文科省の大学設置・学校法人審議会に諮問されている。

獣医学部新設は1966年以来認められていないが、安倍首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議は昨年11月、特区で獣医学部の空白地域に限り新設を認める方針を示した。この方針により、獣医学部のない四国地方での新設を目指す加計学園が選ばれたという。

野党は「加計学園ありき」で選定作業が進められた疑いがあるとみて追及を続ける方針だ。

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