NZ総選挙の開票開始、与野党が接戦 TPPに影響も

2017/9/23 20:04
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【シドニー=高橋香織】ニュージーランド(NZ)で23日、総選挙(一院制、定数120)の開票が始まり、イングリッシュ首相(55)率いる与党・国民党と最大野党の労働党が接戦となっている。2大政党はいずれも単独で過半数に達しない可能性が高い。連立協議によっては、日本やNZが参加する環太平洋経済連携協定(TPP)交渉にも影響を与えそうだ。

直前の世論調査によると、国民党の獲得議席は改選前の58から減る見通し。労働党はジャシンダ・アーダーン党首(37)の人気に支えられ、改選前の31議席から大きく伸ばす勢い。

労働党は緑の党と連立政権を組む可能性が高いが、その場合も過半数には至らない可能性が高い。TPPに反対する第三極の「NZファースト」が国民党、労働党のどちらと連立を組むかが焦点になりそうだ。

国民党は2008年から政権を担い、中国との自由貿易協定(FTA)やTPPなど自由貿易を推進してきた。年3%程度の堅調な経済成長や財政黒字化などの実績を訴え、NZでは約50年ぶりとなる4期連続の政権維持をめざす。

最大の争点となった住宅価格の高騰を巡っては、労働党は外国人による中古物件の購入禁止や移民抑制を掲げた。NZ政府が外国人の不動産購入を制限する権利を維持できるよう、TPPの再交渉を要求している。

NZファーストは国有企業の民営化や海外企業の投資に批判的で、排外的な大衆迎合主義(ポピュリズム)を掲げる。過去に国民党と連立政権を組んだり、労働党政権に閣外協力したりした。

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