米グーグル、過激派動画への広告出稿で謝罪

2017/3/21 10:06
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 【シリコンバレー=兼松雄一郎】米グーグルは20日、動画配信サービス「ユーチューブ」で過激派思想を含む動画に広告が出稿されたことを謝罪した。仏広告大手ハバスなど主要な取引先が広告の出稿を停止し始めた。動画を分類し、広告の出稿先を管理するグーグルのソフトの能力が疑問視されている。

 偽ニュースや著作権に問題がある情報でアクセスを集めるサイトへの出稿管理を含め、改めてネット広告の品質管理体制に批判が集まっている。先週には、英タイムズが白人至上主義者の動画などに広告が出稿されていると報じていた。

 グーグルの欧州事業プレジデント、マット・ブリティン氏は「例外事例だが謝罪する。技術を向上させ、二度と起きないよう責任を持って対処する」とコメントした。今後は出稿基準を厳しくし、ヘイトスピーチの定義も明確にする。広告主が出稿先を管理できる機能もより使いやすい形に改善するという。

 現在、グーグルは利用者から抗議があった動画の大半に対し、24時間以内に事後的に対処する体制にしている。動画サイトでは膨大な量の動画が次々に投稿される。事前に内容を審査するのはコストや利便性の面で現実的ではない。人工知能(AI)の進化により動画を分類する能力は飛躍的に進化しているが、文脈や内容の不適切さを見分ける精度に課題がある。

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