格差是正、財政・構造政策で対応 G7財務相会議が閉幕

2017/5/13 22:29
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【バリ(イタリア南部)=木原雄士】主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は13日、共同声明を採択して閉幕した。「過度な格差は将来の潜在成長率を抑制する」として、財政政策に構造政策を組み合わせて対応する方針で一致。為替は「市場において決定される」などとする従来の国際合意を確認した。

G7財務相・中央銀行総裁会議で、記念撮影する麻生財務相(前列右端)ら各国代表者(13日、イタリア南部バリ)=AP

所得格差の拡大は、自国優先主義や人気取り政策につながっている面があり、欧州を中心に危機感が高まっている。G7は格差是正に向けた政策メニューを列挙した「政策アジェンダ」を決め、各国に実情に見合った対策をとるよう促した。

貿易は「経済に対する貿易の貢献の強化に取り組む」と3月の20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議と同じ記述にとどめた。今回も「保護主義に対抗する」との文言は盛り込まず、今月下旬のG7首脳会議(サミット)に議論を委ねる。

世界経済は「回復の勢いを増している」と評価しつつ、下振れリスクにも言及。麻生太郎財務相は討議で「米国の政策の不確実性が高く、世界的に潜在成長力が下がってきている」と指摘した。

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