2018年9月25日(火)

米GM、ミシガンの工場で1100人解雇 SUV生産移管

2017/3/7 9:46
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 【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ゼネラル・モーターズ(GM)は6日、米ミシガン州にある工場の従業員1100人を5月半ばまでに解雇すると発表した。米テネシー州の拠点への多目的スポーツ車(SUV)の生産移管に伴う措置。GMは1月、米工場で1500人規模の雇用を創出すると発表していた。雇用拡大を掲げるトランプ大統領の反応が注目される。

米GMはミシガン工場で人員を削減する(2016年11月)=ロイター

米GMはミシガン工場で人員を削減する(2016年11月)=ロイター

 GMはメールでの声明で「SUV旧モデルのミシガン拠点での生産が終了するのに伴い、シフトが3交代から2交代に減る。1100人が影響を受ける」とした。GMは昨年、新モデルを生産するテネシー工場で約800人を増員していた。

 リストラ対象となるミシガン州ランシングの工場では、ビュイックやシボレーのSUV生産は続ける。GMは「2014年以来、同工場に5.8億ドル以上を投じてきた」と投資実績を強調した。

 GMは6日、子会社の独オペルを仏グループPSA(旧プジョーシトロエングループ)に売却すると発表した。メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は電話会見で「あらゆる製品、市場で収益性を改善させる努力をする」と述べた。欧州ではキャデラック、シボレーなどの販売を続けるが、米国に事業の重点を振り向ける動きを強めている。

 GMは「米国第一」を掲げるトランプ政権から一定の距離を保ち、政権が批判するメキシコへの投資は継続する方針。だが、検討されている連邦法人税の「国境調整」が導入されると、米国市場は世界でも孤立した高コストの構造になり、メーカーは対応を迫られる。GMなど製造業大手はこれに備え、米国内の工場の刷新などによる効率化を急ぐ必要がある。

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