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タイ副首相「一帯一路で自由貿易推進」

2017/6/6 11:34 (2017/6/6 13:36更新)
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都内で開催中の第23回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)で6日、タイのソムキット・チャトゥシピタク副首相が講演した。中国が進める広域経済圏構想「一帯一路」について「欧州、アフリカ、米国との連結も推進される」と述べ、世界の貿易拡大の原動力になるとの認識を示した。香港の元政務官、陳方安生(アンソン・チャン)氏は、「(香港に自治を認める)一国二制度を維持することが大切だ」と中国政府に求めた。

講演するタイのソムキット・チャトゥシピタク副首相(6日午前、東京都千代田区)

ソムキット氏はアジアの潜在力を引き出すためには交通網などの連結性が重要と指摘。中国の雲南省昆明からシンガポールをつなぐ高速鉄道網の構築をタイも支援し、一帯一路構想に参画する考えを示した。地域レベルの発展戦略については、タイがカンボジアやベトナムなどメコン地域の近隣国と開発戦略を進めていることを紹介した。

続いて登壇した世界銀行のジョアキン・レビ専務理事は貿易が生産性向上に寄与するとした上で、「欧米での保護主義の台頭など不安な兆候もある」と懸念を表明した。

レビ氏はアジアの地域統合が関税を下げることに注力し、「欧州の地域統合に比べて(進み具合が)浅い」と指摘。参加国間で発展段階に差があるなか、貿易に関する合意を投資や競争政策、知的財産権、人や資本の移動などに広げることで、経済成長につなげられるとの見方を示した。

香港返還20周年をテーマにしたパネル討論では、香港の穏健民主派として知られるチャン氏が、香港の価値は「司法の独立や基本的人権、表現の自由などが維持されていることだ」と指摘した。

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