2018年7月22日(日)

独VW、SUV19車種に大幅拡充へ 20年までに

2017/5/5 21:24
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 【ウォルフスブルク=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は5日、VW乗用車ブランドの記者会見を開き2020年までに多目的スポーツ車(SUV)の車種を現在の2から19に増やすと発表した。人気が高まっていて利益率も高いSUVに、米国など苦戦する市場での収益改善を託す。ディーゼル不正後に打ち出した合理化策と合わせて、2025年に6%の営業利益率を目指す。

 SUVは17年に2車種追加するほか、18年にも5車種を投入する。7人乗りの大型SUVや主力車種「ゴルフ」のSUVタイプなどが含まれる。中大型の車両は二酸化炭素(CO2)排出量を抑えるため、ハイブリッド車や電気自動車(EV)をそろえることを検討している。

 20年までにドイツ国内で3万人の削減を柱とするリストラ策は「労使協調して体系的に進める」(ヘルベルト・ディース取締役)。ドイツでは16年に3億ユーロ(約370億円)のコストを下げたことを明らかにし、20年までに生産性を25%高める目標を掲げた。16年は1.8%にとどまった乗用車部門の営業利益率は今期2.5~3.5%を見込む。

 SUVの販売を増やすことや、苦戦が続く北米を2020年までに赤字から脱却させることで、全体の営業利益率を20年に4%以上、25年に6%以上にそれぞれ高める。

 VW乗用車部門は「アウディ」や「ポルシェ」を傘下に抱えるVWグループで販売台数の約6割を占める屋台骨。部門を率いるディース取締役は会見で「市場でのシェアを回復させ、ブランドの自信を取り戻す」と意気込んだ。

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