公的年金運用益、過去最高の10兆4973億円 16年10~12月
GPIF発表

2017/3/3 20:47
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 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、運用する公的年金の収益額が2016年10~12月期に10兆4973億円になったと発表した。2四半期連続の黒字で、四半期の収益額としては過去最高だった。トランプ米大統領の経済政策への期待を背景にした株価上昇や円安による外貨建て資産の価格上昇などが影響した。

 運用資産額は昨年12月末時点で144兆8038億円で、4~12月期の収益額は7兆6378億円。市場で運用を始めた2001年度からの累積収益額は53兆617億円になった。

 運用資産別にみると、国内株式で4兆6083億円、外国株式で4兆8213億円と、それぞれ四半期で最高の運用益を計上した。16年10~12月期の株価は米政治の先行き不透明感から一時下落したが、年末にかけて新政権の財政拡大期待から大幅に上昇した。

 外国債券は円安効果が金利上昇による価格下落を上回り、1兆5762億円の運用益を出した。国内債券は5190億円の運用損だった。

 足元では円相場が上昇基調で推移していることや株価上昇が一服しているため、運用益は小幅にとどまりそうだ。野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストの試算では、1~2月の運用益は約2200億円と見込む。

 GPIFは14年10月に株式の割合を2倍に増やし、資産全体の半分まで高めた。14年度が15兆円の運用益を得た半面、15年度は5兆円の運用損を出すなど、収益の振れが大きくなっている。

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