2018年7月17日(火)

FBI前長官の解任理由文書を入手 特別検察官

2017/9/2 18:54
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 【ワシントン=永沢毅】米大統領選へのロシアの干渉疑惑「ロシアゲート」を巡り、コミー前連邦捜査局(FBI)長官をトランプ大統領が解任した理由を記述したとみられる文書を、捜査を指揮するモラー特別検察官が入手していることが分かった。トランプ氏が側近と協力して書いた草案段階の文書で、解任が司法妨害にあたるかどうかを示す証拠となる可能性がある。

 米主要メディアが1日伝えた。この文書はコミー氏に解任を通知するのが目的だったが、ホワイトハウスの法律顧問が内容に「問題がある」と判断。司法省が作成した別の文書がコミー氏に送付された。

 トランプ氏は5月にコミー氏を解任した際、その理由について、コミー氏によるヒラリー・クリントン元国務長官の私用メール問題への対応に問題があったためと説明。司法省の勧告に基づいて解任するとしていた。ただその後に説明を一転させ、自身が解任を求めたと主張。コミー氏が指揮するロシアゲートの捜査を妨害するために解任したとの見方が広がった。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、草案にはトランプ氏本人はFBIの捜査対象外であることをコミー氏が公にしないことへの不満が記述されていると報じた。捜査の妨害を意図して解任したことを示す内容が明記されているとすれば、トランプ氏の弾劾につながる司法妨害の根拠となる可能性もある。

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