2018年7月21日(土)
時価総額(普通株式ベース)
  • 東証1部 6,571,757億円
  • 東証2部 98,639億円
  • ジャスダック 104,235億円
東証1部全銘柄の指標
連結前期基準予想
純資産倍率 1.32倍 --
株価収益率14.59倍15.05倍
株式益回り6.85%6.64%
配当利回り1.66% 1.70%
株式市場データ

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,697.88 -66.80
日経平均先物(円)
大取,18/09月 ※
22,720 -70

[PR]

マーケットニュース

フォローする

世界株、時価最大に迫る 米財政出動に期待先行
株から金まで、同時高に懸念も

2017/3/3 1:14
保存
共有
印刷
その他

 世界の市場が株高に沸いている。トランプ米大統領の演説を受けて米国株は過去最高値を更新。日経平均株価も2日、年初の高値に接近した。新興国株にも資金が還流し、世界の株式時価総額は過去最大まであと一歩に迫る。底流にあるのは世界景気の拡大と財政出動への期待だ。ただ、株式などリスク資産から金のような安全資産まで上昇する現状には、投資家の不安心理も垣間見える。

トランプ米大統領の演説を受け米国株は過去最高値を更新した(1日、NY証取)=ロイター

 スイスの大手運用会社ピクテはこのほど、世界の投資責任者との電話会議で新興国株の買い増しを決めた。政策の行方が不透明としてトランプ相場から距離を置いてきたが「今回は異論が出なかった」と日本拠点の松元浩常務執行役員は語る。

 米運用会社のNWQインベストメント・マネジメントでは今月、調査担当者たちがアジアと欧州で企業を訪問する計画だ。運用担当者のピーター・ボードマン氏は「新興国と欧州には割安株が残っている」と話す。

 ダウ工業株30種平均は1日、今年最大の上げ幅を記録し2万1000ドルの節目を軽々と超えた。トランプ大統領は議会演説で政策の詳細を語らなかったが「意外にも大統領らしく、市場は好意的に受け止めた」(米ディシジョン・エコノミクスのアンドリュー・ハスビー氏)という。トランプ大統領は2日、ツイッターで「大統領選の11月8日以降、株式市場は3.2兆ドル値上がりした」とつぶやいた。

 米国株の上昇を受けて2日は日経平均が昨年来高値を上回る場面があった。終値は前日比171円(0.9%)高の1万9564円と1月4日以来の高値になった。

 世界の金融市場は「トランプ相場・第2幕」の様相だ。米大統領選後の「第1幕」では米国債や新興国株から先進国株へ資金がシフトした。だが年明けから様子が一変。株式から安定利回り狙いの不動産投資信託(REIT)まであらゆる資産に資金が流れ込む。

 世界の株式時価総額は1日時点の推計で73兆8800億ドル(8400兆円)と2015年5月に記録した過去最高(75兆6000億ドル)に迫ってきた。昨年末と比べた上昇率の上位にはアルゼンチンやベネズエラなど新興国の株価指数が並ぶ。

 底流にあるのは世界景気の拡大だ。2月の世界製造業・購買担当者景気指数(PMI)は5年9カ月ぶりの水準を回復。堅調な中国需要を反映し銅の国際価格は1年9カ月ぶりの高値水準だ。

 トランプ大統領は演説でインフラ投資と大規模減税を強調した。15年5月は日米欧の金融緩和が株価を押し上げたが、今は主要国の財政出動が株高の要因になった。

 ただ、トランプ政権の政策には財源確保や議会との調整などハードルが残り、期待先行の株高には危うさも漂う。金価格の上昇も「欧米の政治リスクやインフレへの備え」とUBSウェルス・マネジメントの青木大樹・最高投資責任者はみる。不安を抱える投資家心理が「株も金も」という流れにつながっている。

マーケットニュースをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

新着記事一覧

読まれたコラム