ミャンマー補選、与党NLD「8選挙区で当確」

2017/4/1 23:39
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【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーで1日実施された連邦議会の補欠選挙で、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる国民民主連盟(NLD)は同日夜、上下院の12選挙区のうち8区で当選確実とする独自の集計結果を発表した。勝利が見込まれていた南部モン州の選挙区は敗北し、東部シャン州と西部ラカイン州の計3区は集計結果が届いていないとした。

選挙管理委員会は同日夜に選挙結果を公表する予定だったが、「一部地域の選管から開票結果が届いていない」として2日午前に延期した。

今回の補選はNLD政権が発足して初めてとなる国政選挙。議員の入閣などで生じた空席を補う補欠選挙で上院3、下院9の計12の選挙区が対象。NLDは2015年の総選挙で大勝し、歴史的な政権交代を果たした。約1年間の政権運営を経て、実質的な信任投票となる選挙だ。

旧軍事政権の受け皿となった最大野党の連邦団結発展党(USDP)に対する拒否感は根強いとされる。NLDに対抗できる政党はなく、ヤンゴンの選挙区では有権者の出足は低調。投票率は前回の70%を大きく下回るもようだ。東部シャン州や西部ラカイン州では地元の少数民族政党が強い。

NLD政権は3月30日に発足1年を迎えたが、国民生活に直結する経済政策や武装勢力との和平交渉では特筆できる成果がまだ出ていない。スー・チー氏は同日夜のテレビ演説で「期待する水準に至っていないことは認識している」と認め、問題の解決に向けて国民の理解と協力を求めた。

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