ロンドン株19日 反落 資源株など大型株に売り
【NQNロンドン】19日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ50.89ポイント(0.8%)安の6334.35で引けた。構成銘柄の7割が下落した。
欧米の新型コロナウイルスの感染拡大を警戒した売りが優勢だった。英国と欧州連合(EU)の通商交渉の成り行きを見極めたいとして、買いを手控える投資家も多かった。資源株や金融株など景気動向に敏感な銘柄を中心に売られた。
時価総額の大きい石油株、鉱業株、たばこ株、銀行株の全銘柄が下落し、相場を押し下げた。個別銘柄では2020年4~9月期の決算を発表した特殊化学のジョンソン・マッセイや、投資会社のメルローズ・インダストリーズ、航空機エンジンのロールス・ロイスが安かった。WMモリソン・スーパーマーケッツや英スーパー大手テスコなど一部小売株は上昇した。