ロンドン株18日 4日ぶり反発 26.70ポイント高で終了
【NQNロンドン】18日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反発。前日終値に比べ26.70ポイント高の7542.87で引けた。世界的な株高基調で投資家のリスク選好が高まるとの見方から幅広い銘柄が買われた。金融株を中心に構成銘柄の8割が上昇した。ただ鉱業株は軟調だった。
午前は売られていたバークレイズなどが買いに転じ、銀行株は全面高で引けた。保険株と資産運用株も全銘柄が上昇した。金融株は前日に下落したこともあり割安感に着目した買いが入った。
航空のインターナショナル・エアラインズ・グループと教育事業のピアソンが大幅上昇し、指数をけん引した。ともにアナリストによる目標株価の引き上げが買い手掛かりになった。旅行のTUIはモナーク航空の経営破綻を受けて増便を検討していると伝わり上げた。
バークリー・グループなど住宅建設株も高かった。
半面、鉱業株が軒並み下落した。米当局が元幹部らを詐欺容疑で告発したと伝わったリオ・ティントが安かったほか、四半期の鉄鉱石が減産となったBHPビリトンの下げも目立った。
日用品のレキットベンキーザーと医薬品のシャイアーが安かった。レキットは四半期の売上高が減少したことが響いた。テーマパーク運営のマーリン・エンターテイメンツと医療のメディクリニック・インターナショナルは続落。人員削減計画を発表したスーパーマーケットのセインズベリーも軟調だった。
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