ロンドン株15日 続伸 米自動車関税延期の報道受け
【NQNロンドン】15日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日の終値に比べ55.35ポイント高の7296.95で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
日中に一時売りが先行する局面があったが、午後に上げ幅を広げた。トランプ米政権が自動車の追加関税導入への判断を先送りするとの海外メディアの報道を受けてドイツなどの欧州株が上昇に転じ、英国株にも買いが広がった。
自動車売買ウェブサイトのオート・トレーダー・グループが大幅高で引けた。
午後に原油相場が上昇に転じたことで石油株は全面高となった。午前は売りに押されていた鉱業株と金融株にも買いが入った。食品サービスのコンパス・グループは上期増収の発表を材料に上昇した。
半面、小売りのキングフィッシャーが安かった。四半期の売上高が市場の期待に届かなかったことで失望売りが出た。包装のDSスミスと梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループの下げが目立った。