ロンドン株4日 大幅反発 米中の貿易懸念後退で
【NQNロンドン】4日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は大幅に反発した。前日の終値に比べ144.76ポイント(2.16%)高の6837.42で引けた。構成銘柄の約9割が上昇した。
米中の両政府が7~8日に貿易問題をめぐる次官級協議を開くことが決まった。交渉進展への期待から通商摩擦に対する懸念が後退し、欧州各国の株式相場はそろって上げ幅が徐々に広がった。英国では、原油と銅がそれぞれ大幅に上昇したことから資源株が軒並み大幅高となり、株価指数の上昇に大きく貢献した。
銀行株とたばこ株も軒並み大幅高だった。個別では、鉱業のアントファガスタと資産運用のシュローダーズがともに6%超の上昇と目立った。
半面、金価格の下落を背景に、関連のフレスニージョは売られた。複数のアナリストが投資評価を引き下げたスーパーマーケットのセインズベリーも下がった。通信のBTグループの下げも目立った。