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【NQNロンドン】23日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は小幅に続落した。前日の終値に比べ7.46ポイント安の6952.86で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。上がって始まったものの、午後に下げに転じた。その後は米国株の下げ渋りに連動した。
25日の緊急の欧州連合(EU)首脳会議で英国のEU離脱協定案について、正式に合意されると期待されている。ただ、英領ジブラルタルをめぐる問題が浮上し、先行きはなお不透明だ。原油相場の大幅な下落を背景に時価総額の大きい石油株も売られ、株価指数の下げに寄与した。
金属価格の下落で鉱業関連株も軒並み大幅安となり、フレスニージョは約7%下がった。エネルギー関連サービスのウッド・グループも約6%下落した。アナリストが株価目標を引き下げたガス供給・販売のセントリカも大幅安だった。
半面、英国のEU離脱協定案をめぐる懸念からポンドが売られ、通貨安で恩恵を受ける多国籍企業銘柄は買われた。医薬品株とたばこ株、銀行株の上昇が目立った。ネット専業スーパーのオカド・グループも6%近く上がった。