【NQNロンドン】3日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は反発。前日終値に比べ23.01ポイント高の7671.11で引けた。構成銘柄の半数以上が上昇した。
低調な取引が続くなか、午前は前日終値付近でもみ合った。午後にかけて上げ幅を広げた。小売り株が堅調だったほか、石油株や医薬品株の上昇が指数の上げに寄与した。
衣料小売りのネクストが大幅上昇。クリスマス商戦期の売り上げが好調で通期の利益見通しを引き上げたことが好感された。衣料小売りと食品事業のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズやマークス・アンド・スペンサー(M&S)にも買いが波及した。スーパーマーケット株も上げた。
原油高を追い風に石油株が上昇。医薬品株も買われ、それぞれ全面高で引けた。
個別銘柄では信用調査のエクスペリアンと建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ、品質試験サービスのインターテック・グループが高かった。いずれもアナリストが投資判断や目標株価を引き上げた。食品デリバリーのジャスト・イートも上げた。航空のイージージェットは続伸。
半面、主力の鉱業株が軒並み下落した。なかでもランドゴールド・リソーシズやフレスニージョなど金関連株に利益確定目的の売りが目立った。
銀行株、保険株など金融株も売られた。総合公益会社のユナイテッド・ユーティリティーズをはじめ公益事業株も下落した。