ロンドン株31日 続落、46.60ポイント安、資源株と南ア関連株が安い
【NQNロンドン】31日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は続落。前日終値に比べ46.60ポイント安の7322.92で引けた。資源株の下げが指数に大きく影響するなか、構成銘柄の約6割が下落した。
原油安を受けて、石油のBPとロイヤル・ダッチ・シェルが安くなった。銅価格が下落していることから、鉱業株も軒並み売られた。アングロ・アメリカンとBHPビリトンはともに3%前後下がった。
南アフリカの大統領が財務相を更迭したことで財政や政治的不安が浮上し、通貨ランドと国債が売られた。これを受けて、同国と関連の強い保険のオールド・ミューチュアルは7%超、医療のメディクリニック・インターナショナルも6%超、製紙のモンディもそれぞれ下落した。
バークレイズなど銀行株も軟調だった。梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループと航空・防衛のBAEシステムズの下げも目立った。
半面、イージージェットなど航空株とセバーン・トレントなど水道関連株は買われた。メディアのITVと不動産投資信託(REIT)のインツ・プロパティーズとブリティッシュ・ランド、ランド・セキュリティーズの上げも目立った。
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