ロンドン株30日 大幅反落 資源株や銀行株に売り
【NQNロンドン】30日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は大幅に反落した。前週末の終値に比べ101.39ポイント(1.6%)安の6266.19で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
午前には上昇する局面もあったが、引けにかけて急速に売り圧力が強まった。米株市場の株安に連れ安した。11月に入ってから前週末までのFTSE100種指数の上昇率は10%を超えており、月末で持ち高調整の売りも出やすかった。主力の資源株と金融株に売りが膨らみ、相場全体を押し下げた。
30日の原油相場が大幅に下落し、朝方から石油株が安かった。BPは6%近く下げた。午後に入り鉱業株にも売りが広がった。金相場安を受けて関連株のフレスニージョの下げが目立った。金融株では銀行株の全銘柄が下落した。英保険大手のフェニックス・グループ・ホールディングスは約9%安と大幅に下げた。午前は買われていた医薬品株もアストラゼネカを除いて売りに転じた。スポーツ関連小売りのJDスポーツ・ファッションは日中を通して高く推移した。蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリングは、アナリストの目標株価引き上げを手掛かりに上昇した。